格闘技において、筋トレは必要か否か。
そんな議論は、よく耳にします。
わたし自身は、筋トレすることに賛成です。
しかし、それほど筋力がないのに異様に強い選手を今まで何人も見てきました。
なので、
筋力が強い選手 = 格闘技が強い選手
とは言い切れないようにも感じています。
ところが!!
もし、あなたが45歳を過ぎているのであれば!
是非、筋トレをしてください。
若い頃は、動き過ぎたり、大きな負荷をかけ過ぎて、体のあちこちを故障することがほとんどでした。
ところが、45歳を過ぎた辺りから、普段動かしていない部分が壊れていくことに気づいたのです。
普段、ずっと椅子に座って仕事をしたり、長時間の運転をしなければならない人は、特に要注意です。
若いころのように、歯を食いしばって重い重量を持ち上げるような筋トレじゃなくてもいいのです。
筋肉に刺激を与え、時間をかけて徐々に強化していくような筋トレをオススメします。
20代、30代の頃は、痛みが出たら、その部分を使わないようにして治してきました。
50歳を過ぎた今は、肩が痛ければ、痛いのを我慢して、腕立て伏せをしたり、ダンベルを挙げたりします。
膝が痛ければ、ジムに行ってレッグエクステンションで、太腿の筋肉に刺激を与えます。
体が温まって、痛くなくなるまで続けます。
そんなことをしていると、安静にしなければいけない痛みなのか、動かせば治る痛みなのかの区別が付くようになってきます。
格闘技において、筋トレが必要かどうかは人それぞれの意見でいいと思います。
でも、45歳を過ぎたら、筋トレは必須です。
それは、理論とか理屈ではなく、私自身の実感ですから。
痛いからといって、動かさなければ、もうその部分は退化するしかありません。
「もう疲れたから動きたくない」とカラダが悲鳴を上げたとしても、「まだ、動かすんだから抵抗しても無駄だよ」と体に言い聞かせてあげてください。