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人が行動するとき、そこには目的があります。

家の中で椅子から立ち上がって洗面所に向かうとき、歯を磨くとか、顔を洗うとか、メイクをするとか、その時の目的は必ずあるはずです。

歯を磨くために洗面所へ行こうと立ち上がった時、「もしかしたら、歯を磨けないかもしれない」と疑いながら洗面所に行く人はいないでしょう。

 

これ、キックボクシングの練習でも同じです。

キックボクシングを練習する目的は、人それぞれですが、家を出て練習に向かう時、そこには目的があるはずです。

健康維持でもダイエットでも、それは立派な目的です。

単純に、いい汗を流してキックボクシングを楽しみたいという人もいるでしょう。

強くなりたい、試合に勝ちたい。そんな目的で練習している人も多いと思います。

チャンピオンになることを目標にしている人もいるかもしれません。

 

それぞれが、それぞれの目的でキックボクシングをしているのですが、なぜか、その目的を達成できないかもしれないと疑い始めた人は、キックボクシングから離れていきます。

 

キックボクシングをやっても、全然痩せないから、他の方法でダイエットしよう。

練習しても強くなれないから、なんだかモチベーションが下がって練習に行かなくなった。

チャンピオンになる素質がないと分かったから、もうキックをやめよう。

 

殆どの人は、自分で限界を決めてしまいます。

目的を達成できる人とできない人の差は、そうなりたいと思っているのか、そうなる!と決めているかの違いです。

痩せて理想の体になりたいと思っている人と、理想の体になる!と決めている人の違いです。

強くなりたいと思っている人と、強くなる!と決めている人の違いです。

「なりたい」と思っている人は、どれくらいやったら、そうなるんだろう?本当にこれでそうなれるのかな?と考えることが多いです。

「なる!」と決めている人は、なれるのかな?という疑いの気持ちを持っていません。

そうなるにはどうしたらよいのかを考え、そうなるまでやるだけ!と考えます。

 

痩せたいと言いながら、豚カツを食べ、デザートにケーキを食べている人は、自分自身でも、本当に痩せられるとは思っていません。

試合に出たいと言いながら、週に一度しか練習をしない人は、いつか本当に試合に出ようとは思っていません。

チャンピオンになる!と言っている人でも、本当にそう思い込んでいる人と、口ではそう言っていても内心では無理かもしれないと思っている人の差はひと目で分かります。

練習についての取り組み方が、全く違います。

本気でチャンピオンになりたいと思っている人は、普通の人から見たら、常軌を逸した練習の量と質をこなしています。

狂っているんじゃないかと思うほど集中しています。

 

キックボクシングは、ダイエットにもなるし、体力も向上するし、とにかく気持ちよく、楽しく汗を流すことが出来るスポーツです。

OKファイトサークルで練習をする時、「キックボクシングを練習する目的は、キックボクシングを楽しむこと」でいいと思います。

楽しいから練習してるんだと思えば、モチベーションが下がることもなく、ずっと続きます。

ずっと続けば、体も強くなるし、余分な脂肪も自然に落ちていきます。

あまり気負わず、気楽に楽しんで、キックボクシングが好きになってくれたらいいなと。

OKファイトサークルの存在意義はそこにあるのかもしれないと、最近は、そんなふうに考えるようになりました。