キックボクシングの場合、シャドー、ミット、サンドバッグ、スパーリングで、技を練習します。
このうち、一人で行うものは、シャドーとサンドバッグですが、これら一人で行う練習を見ていると、その人がキックボクシングで伸びていくかどうかが分かります。
シャドーを準備体操だと思っている人、いませんか?
もちろん、軽くウォーミングアップのためにも、シャドーを行います。
でも、それで終わっている人がとても多いような気がするのです。
シャドーは、とても大切な練習の1つで、いくつかの目的があります。
【フォームの確認・修正】
自分の動きを確認しながら、何度も何度も繰り返しながら、自分の思う完成形に近づけていく。
【スタミナの強化】
とにかく、速く、力強く動いて心拍数を上げ、スタミナの強化を目指す。
【イメージトレーニング】
相手を想像し、試合をしているイメージで攻撃と防御のバランスを練習する。
この他にも、まだ有るかもしれません。
大切なのは、自分が何のためにシャドーをやっているのかを明確に意識し、そこに集中することです。
意識次第で、シャドーは追い込み練習にも実戦練習にもなり得る、とても大切で奥の深い練習です。