一昨日の金曜の夜、日本テレビで放送された「another sky」にメンタリストのDaiGoさんが出演していました。
人の心理を的確に言い当てる彼のパフォーマンスを見て思ったのは、人は考えているようで、実は感情で動いている要素が想像以上に大きいということです。
いや、思考自体が感情の上に成り立っているかのようにさえ思います。
そして、一番印象的だった彼の言葉は、「言い当てているのではなく、そうするように仕向けている」ということ。
これは、キックボクシングにおいても、自分が常々考えていることと同じだな~と思いました。
相手がどう動くのかを予想するのではなく、そう動かざるをえないように仕向けていく。
いわば、詰将棋のような感じです。
例えば、相手に右のハイキックを当てたければ、相手が左へヘッドスリップしやすいように、わざとパンチを相手から見て、右側にずらして打ってやる。
そうすれば、相手は、迷わず左へヘッドスリップするので、そこに右のハイキックを合わせる。
例えば、相手のボディに左ミドルを入れたければ、相手が右ストレートを打ちたくなるように、右のガードはしっかりと上げたまま、左のガードを少し下げて、微妙に間合いを詰める。
この状態では、相手の思考から左フックという選択肢は消え、パンチを打つなら右しか無いと思わせることができます。
相手が右ストレートを打ってくるのに合わせて、空いた脇腹に左ミドルを蹴りこむ。
私は、スパーリングで、しばしば、右のハイキックをジャストミートさせた相手に、「今のハイキックは全然見えなかった」と言われます。
これは、相手の視線をコントロールできれば、それほど難しいことではありません。
相手をコントロールするには、自分本位な攻撃をしていては無理です。
自分の言いたいことだけをべらべらと話す人に、相手をコントロール出来ないのと同じです。
相手をコントロールするには、まず、相手の動き、癖、リズム、呼吸を意識的にインプットし、それらのどれが使えそうかを考えます。
もうひとつ、DaiGoさんの話を聞いていて、実際に行動に移したことがあります。
人は見たもの、聞いたもの、嗅いだもの、触れたもの、味わったもの・・・つまり、五感によって行動が変わります。
facebookなどで、ラーメンの画像を見たら、ラーメンが食べたくなり、その日のお昼に実際にラーメンを食べてしまう。
そんな経験はありませんか?
特に視覚による影響は一番大きいと思います。
そこで、自宅にあるトレーニング器具の置き場所を変えてみました。
ダンベル、プッシュアップバー、アブローラーなどを、仕事机から立ち上がって、リビングへ向かおうとするときのすぐ足元に置くことにしました。
最も目にする機会の多い場所で、しかもその周囲を広く使えるように片付けました。
パソコンで仕事をして疲れ、気分転換をしようと椅子から立ち上がった所に、ダンベルと広い場所があるのです。
筋トレが嫌いでなければ、ほとんどの人が、無意識のうちにダンベルを手にするでしょう。
筋トレが好きなら、尚更ですね。
テレビでDaiGoさんを見た後に、Youtubeで見つけた面白い動画を貼っておきます。
DaiGo vs 堀江貴文 の直接対決!
これは、面白いです。