試合に勝利した選手がよくいう言葉。

「応援してくれた皆さんと、いつも一緒に練習に付き合ってくれる仲間たちのお陰です。」

これは、本当にその通りなんですよね。

応援してくれる人の気持ちに応えようという思いがあるから、試合中、気持ちが崩れそうになるところでも、グッと踏ん張れる。

そして、その試合ができるのも、練習に付き合ってくれる仲間たちがいるからこそです。

sparring

そんな仲間たちのことを大切に思うのであれば、練習の道具はちゃんとしたものを使いたいですね。

古くてガチガチに硬くなったグローブで大切な練習仲間を殴っていませんか?

スポンジが抜けてヨレヨレになった脛当てで大切な練習仲間を蹴っていませんか?

防具は、自分の体を守る以上に、相手に怪我をさせないためのものでもあります。

自分の不注意で自分が怪我をする分には仕方がないのですが、練習相手を怪我させてしまったら取り返しの付かないことになります。

お互いの体を壊し合う格闘技だからこそ、練習中は、できるだけ怪我をしない、怪我をさせないということに集中したいと思います。

 

ちなみに、今、私の右足首は不全骨折をしています。

これは、ローキックを膝でブロックされたからであって、完全に、自分自身の責任です。

相手は、ちゃんと膝パッドもしていました。

 

しかし、今回の怪我で一つのことを学びました。

「ローキックを膝でブロックすると相手の足を壊すことができる。」ということです。

これも、意識の持ち方です。

「ローキックが来た ⇒ 蹴られないように防御しよう」

ではなく、

「ローキックが来た ⇒ 相手の蹴り足を壊しに行こう」

です。

相手のローキックを受けるのではなく、相手の蹴り足を壊しに行く。

ブロックではなく、相手の蹴り足への膝蹴りです。

これ、練習してみます。