昨日、水曜日のOKファイトサークルには、とても多くの練習生が来てくれました。
その中にも、初参加が4人。
キックボクシングのプロ選手2名と伝統派の空手経験者2名です。
伝統派の空手といえば、現在ロシア在住のUさんという友人が、ロシアで空手道場を開いています。
体の大きなロシア人たちに空手を教えているのですが、Uさんは本当に強いのです。
遠い間合いから、一瞬で飛び込みざま顔面にパンチを当てます。
3mくらい離れているところからでも、元プロ選手が何度も顔面をクリーンヒットされ、首を傾げながらスパーリングをしていたのを思い出します。
その間合いの詰め方は、キックとは少し違います。
キックボクシングの場合、後ろに位置する足で地面を蹴って、前に進みます。
これは、勢いを付けなければならないため、予備動作も生まれやすく、モーションも大きくなりがちです。
Uさんは、前に位置する足の膝の力を一瞬で緩めるのです。
そうすると、体は重力に従って前に倒れます。
その倒れる勢いを使って前に出ます。
これ、「膝抜き」という技ですが、私はこれをローキックに応用しています。
例えば、右ローキック。
その場で蹴ることもありますが、軸足の左足を左に踏み込んで蹴ることも多いですね。
このとき、右足で蹴って、左に踏み込む選手が多いと思います。
私は左の膝を瞬間的に緩めて、重力で体が落ちる力を利用して、左に踏み込みます。
そうすると、体の浮きがなくなり、ローキックのモーションが少なくなるので、速く蹴ることができます。
さて、昨日のOKファイトサークルの練習。
普段から自分が指導や練習を楽しんでしまうので、写真や動画を撮影することが少ないのですが、昨日のように楽しいメンバーが揃うと、特に撮影のことは忘れてしまいます。
キックのプロ2名は、文句なく強くて綺麗な攻撃をしていました。
伝統派空手経験者の2名は、キックボクシングの動きに興味津々の様子。
パンチの打ち方を簡単に説明し、鏡の前で反復練習。
その後は、ミットで実際に打つ感じを掴んでもらいました。
とても、楽しかったようで、次回も来てくれると言ってくれました。
こうして、キックの仲間が増えていくことが、楽しいですね。