キックボクシングの試合において、減量はどうしても必要になってきます。
余分な脂肪を身に付けたまま試合に出るというのは、重りを腰に巻いて試合をするようなものです。
パンチや蹴りの重さはあるでしょうけれど、スピードは確実に落ちてしまいます。
スピードが落ちれば、どんなに威力がある攻撃も当たってくれません。
また、スタミナも極端に落ちます。
スピードのない動きに加えて、動き続けるスタミナもなければ、試合に勝つ可能性はほとんどゼロになってしまいます。
ということで、試合前には多くの選手が減量をします。
ところが、体重さえ落とせればいいと考え、とにかく、食べない、飲まないという減量をしている選手が多いように思います。
食べないとどんどん弱くなり、痩せにくい体質に
食べないと、確かに脂肪は落ちます。
しかし、同時に筋肉も落ちてしまいます。
筋肉が落ちると、代謝が落ちるので、脂肪が燃焼されづらい体になります。
こういう減量を繰り返すとどうなるのか・・・・
【減量開始】
↓脂肪と筋肉が落ちる
【減量終了】
↓脂肪が増える
【減量開始】
↓脂肪と筋肉が落ちる
【減量終了】
↓脂肪が増える
つまり、どんどん筋肉が減っていきます。
これを防ぐには、筋トレとタンパク質の摂取が必要です。
それほど大幅な減量が必要でない場合には、筋トレではなく、通常のジムワークでも大丈夫でしょう。
ただし、タンパク質だけは、がっつりと食べて下さい。
プロテインパウダーを飲むという手もありますが、これだけでは空腹が満たされません。
オススメなのは、鶏のささ身、または、鶏の胸肉です。
今、私が一番お気に入りのダイエット食を紹介します。
それは、鶏の胸肉の手作りハムです。
ローカロリーで、良質のタンパク質がしっかり摂れる最強のダイエット食だと思います。
思ったよりもはるかに美味しくて、減量中は、ほぼ毎日食べていますし、減量中じゃない時にもよく食べます。
鶏の胸肉の手作りハム、作り方
まず、鶏の胸肉の皮を剥ぎ、味がよく染み込むように、フォークでザクザク穴を開けます。
ジップロックに入れて、お酒、みりん、塩、あらびきコショーを加え、よく揉み込みます。
お酒 : 肉の2割くらいの重さ
みりん : 小さじ1杯ほど
塩 : お好みで適宜
あらびきコショウ : お好みで適宜
ジップロックの中の空気を押し出すようにして口を閉じます。
ぐつぐつと沸騰したお湯に入れ、
30秒で火を止めます。
ジップロックが浮いてくるようなら、お皿などを重りにしましょう。
火を止めたら、このまま2時間放置します。
2時間経って、冷めていれば、そのまま冷蔵庫に保存します。
まだ温かいようであれば、保冷剤などで冷やしてから冷蔵庫へ入れましょう。
食べる分だけを切り分けて、お皿に盛り、大量の野菜とともに食べれば、減量の空腹感なんて感じることはありません。
洋食風でパンと一緒に食べるなら、つぶマスタード、和食風でご飯と一緒に食べるなら、柚子胡椒が美味しいです。
からしマヨネーズでも美味しいですが、それは、カロリーがちょっと心配ですね。