workout

練習の中で、これはきついなと思うことがあるでしょう。

OKファイトサークルでは、きつい練習を無理にやらせることはありません。

やるかやらないかは、完全に本人の意志に任せています。

 

例えば、OKファイトサークルで最初にやる腹筋強化運動。

これ、一般の人にとっては、かなり苦しいと思います。

苦しい時は、途中で止めても構いません。

むしろ、最初からやらずに他のことをしている人もいます。

「苦しそうだからやらない」「20回しかできないから、そこで一旦休憩」

それでも構いません。

ただし、「できない」のか「やらない」のか、その切り分けだけは、明確に認識しておいてください。

腹筋運動を「20回しかできない」と思っている人は、本当に「20回しかできない」のか、「20回しかやらない」のかを自分に問いただして下さい。

 

思い切りキツい練習をしている時も同じです。

例えば、ミットやサンドバッグを3分間思い切り殴り続けるという、かなり地獄のような苦しい練習。

途中で腕が動かなくなります。

呼吸が追いつかなくなります。

意識が朦朧としてきます。

もちろん、攻撃の威力もスピードも落ちていきます。

ところが、こんな時でも、意識の中では「本当にこれしかできないのか?」と自分に問い続けると面白いです。

苦しいから少しでも楽になりたいと思うと、それなりの動きにペースダウンしていきます。

苦しい時に、もっと苦しくなってやれ!と思うと、逆にペースアップしてしまうこともあります。

 

人間の体って不思議なもので、限界だと思っている状態の時でさえ、意志の力でどうにでもなるようです。

キックボクシング以外の場面でも、同じです。

「できない」のか「やらない」のか。

「ここが限界」なのか「限界だと思っているだけ」なのか。

それを自分で認識できるようになるだけで、生き方さえもが変わってくるような気がします。

ほとんどの「限界」は、自分で作り出しているに過ぎません。

OKファイトサークルで練習しているとき、そんな事に気づいてもらえると嬉しいです。