打たれ強いボディを持ちたいと思っている選手、多いですよね。
それでは、なぜ、打たれ強いボディがほしいのでしょうか?
当たり前の質問でしたか?
「ボディを打たれても倒れないため。」
そうですね。
倒れるところまで行かなくても、ボディが効いてしまったら足が止まり、一気に劣勢になります。
そう。
確かにそうなんです。
打たれ強いボディがほしい理由は、ボディを打たれても効かされないためです。
では、ボディを打たれても効かされないという自信があると、どんなメリットが有るでしょうか?
ボディに自信があれば、パンチのガードに専念しやすくなります。
そして、何よりのメリットは、ボディへのディフェンスに引っかかりにくくなることです。
左ストレートをボディに打つと見せかけて、顔面に左フックを打つということを、私はよくやりますが、ボディに自信のない選手ほど、面白いように引っかかります。
誰だって、ボディを守ろうとして、腕を下げはしますが、ボディに自信のない選手は、その下げ方が大きすぎる傾向にあります。
打たれ強いボディを作るには、どうすればいいでしょうか?
まずは、腹筋の強化です。
あらゆる方法で腹筋を鍛えまくって下さい。
ある程度強くなったら、二人一組になって、ボディを打ち合う練習をしましょう。
お互いに左のパンチで相手のボディを同時に打ち合います。
初めての相手と組むときには、最初は軽めにし、徐々に威力を増していき、最後は、倒し合いをするつもりで思い切りボディが打てるといいですね。
実際の試合では、相手のボディブロー、前蹴り、ミドルキックに反応し、瞬時に腹筋を固めなければなりません。
腹筋運動だけでは、そのタイミングを掴むことは困難です。
これは、ローキックにも言えることですが、打たれ強い腹筋、蹴られ強い足を持てば、あとは顔面へのパンチに反応すればいいだけですから、試合の中では、かなり有利にペースを掴むことができます。
腹の殴り合い、足の蹴り合いは、週に一度くらいは練習メニューに組み込んでもいいかもしれませんね。