今、OKファイトサークルには、今年中の試合出場を目標に練習をしている選手が6人います。

特に試合経験のない人にとって、試合に出ることは、大きな不安と恐怖を乗り越えなければなりません。

それでも、「出ます」と断言した選手は、その瞬間から意識が変化します。

 

サンドバッグで、打撃力をアップしたいと、練習の2時間前に来て、秘密練習場でサンドバッグを蹴る選手。

一言、二言のアドバイスをするだけで、その動きはどんどん変化します。

試合を控えた選手

 

試合経験がないのに、元プロ選手と互角に打ち合おうとする選手。

パワーやスピードは決して負けていません。

あとは、経験だけです。

試合を控えた選手

 

9月のナイスミドル出場が決まった選手は、怪我をしないように注意しながら、それでもガシガシと打ち合っています。

 

試合を控えた選手

 

どの選手からも、試合に出ようとする意気込みが伝わってきます。

 

試合に出ると決めた時から、減量と練習で、精神と体に大きな負担がかかります。

それでも、気持ちが切り替わると、強いモチベーションによって、苦痛は薄らいでいきます。

いつもなら我慢できない空腹を当たり前のように我慢できるようになります。

いつもなら諦めてしまうような苦しい練習にもあっさり耐えられてしまいます。

 

この変化が、その選手を強くするのです。

試合を経験した選手と試合に出たことのない選手の差が、とてつもなく広がってしまうのも、こうした理由からです。

 

その一歩を踏み出せるかどうかが、その後の考え方や行動に大きな変化をもたらします。

キックボクシングも人生も同じですね。

要は、「生き方」なのだと思います。