まずは、ディフェンス《パーリングとブロック》

パンチ打つことは、見様見真似で誰でもできます。

もちろん、強く打つ、早く打つ、当たるタイミングで打つということであれば、色々なテクニックが必要にはなってきます。

ところが、パンチのディフェンスとなると、見ただけで出来るようにはなりません。

相手が、本当に当てようと思ったパンチを最小限の力でディフェンスするには、細かい技術がたくさん必要になってきます。

今回は、パーリングとブロックについての技術を話しました。

パーリングは、「相手のパンチを叩き落とす」と考えている人が、本当に多いですね。

叩き落とすと考えているから、操作が大きくなり、フェイントに簡単に引っかかってしまいます。

パーリングは、相手のパンチの軌道を自分の顔面から逸らすためのディフェンステクニック。

そう考えることができれば、動きは最小限になり、すぐに反撃に移ることができます。

そのためには、体重をどこに移動し、体をどう動かし、手のどの部分で相手に触れるのか。

サークルの中では、そんな細かいテクニックも伝えていきます。

ブロックは、文字通り、相手のパンチをブロックする、受け止めるテクニックです。

このときも、相手のパワーに負けないように受けないと、ブロックの上から効かされてしまいます。

手の角度によって、強いパンチをがっちり受け止めることができます。

また、受ける瞬間の重心を変えることで、すぐに反撃できるようにブロックすることができます。

スパーリングを安全に行うために、攻撃よりも、まずは正しいディフェンスをしっかりと身につけてください。