2015-07-17 21.34.13-1

OKファイトサークルでの練習生を大きく分けると2通り考えられます。

「試合に出て勝てるようになりたい」と考える人。

そして、「キックボクシングを楽しみたい」と考える人。

これ、どちらも正解です。

 

試合に出るには、時間的にも体力的にも精神的にも大きな犠牲が伴います。

試合に出るということは、もちろん試合に出て勝ちたいということです。

試合に出て勝つためには、そのための練習をしなければならないし、そういう練習をするのであれば、そのための気持ちが出来ていなければなりません。

 

一方、キックボクシングを楽しみたいと言う人は、みんなで楽しく気持よく汗が流せればそれで満足です。

それは、とても大切なことです。

ストレスの解消にも運動不足の解消にもなり、キックボクシングが生活に潤いを与えているのなら、教える立場として、それは最高の喜びです。

 

ただ、問題なのは、どちらの選手もが、同じ環境の中で、同じ練習内容をこなしていること。

筋トレもミット打ちも技術練習もスパーリングも。

試合に出て勝ちたいと考えている人にとっては、全く物足りない量と質です。

楽しみたい人、特に初心者の人にとっては、少し厳しい練習かもしれません。

ただ、時間的制約、場所的制約がある以上どこかに合わせざるを得ません。

 

練習中、「キツイと感じたら無理しなくてもいいですよ」という言葉を投げかけます。

でも、それは楽しみたい人に向けての言葉です。

 

自分がここで汗を流している目的は何なのか?

練習場所に来た時点で、それを明確に意識して練習をするようにしてくださいね。